ラフ族 タイ人はラフ族を「ムスール」、つまり狩猟者と呼びます。山の奥に住み、狩猟を中心に生活を営んでいます。農耕種族のような長い歴史はなく、農耕に向いている種族ではありません。 その多くの村落は貧しく ラフ族の起源は中国南西部で、ミャンマー北部を経由して移民してきました。そのほとんどが現在でもミャンマー国境近くに住んでいます。ラフ族には大きく分けて4つの種族、ブラックラフ、レッドラフ、イエローラフそしてシェーレーです。ブラックラフは黒にクリーム色のストライプの入ったマントを着、袖の上には濃い赤や黄色のデコレーションを着けています。レッドラフは黒いズボンに赤やブルーのストライプの入った上着を着ています。他の種族はすでに伝統的衣装からタイの普段着に変わってしまっています。ラフ族の男性は黒いシャツに黒いバギーパンツという出で立ちです。 ラフ族の村落は通常高地にあります。レッドラフだけはアミニズム(事物や現象にはそれらから離れて存在する霊魂や精霊があるとする信仰)の寺院を建立します。高床式建築で、壁は竹を編んだもの、屋根は葦を編んだものです。階段を上がると中央のリビングエリアになり、倉庫が横に、ベッドルームは大きく、家族数により簡単な壁で仕切られています。メインの部屋には炊事炉設けられています。T ラフ族は高い割合でクリスチャンで、その結果多くのラフ族はそれまでの自らの伝統を捨ててしまいました。 |