アカ族 アカ族はそのエキゾチックで色使いの美しい衣装で有名です。タイ北部の多くの街でユニークな民芸品を売っている姿を見ることが出来ます。決して恥ずかしがり屋ではありません、手振り身振りを交えて何人もの集団で売り歩いています。 アカ族は全体として身長は低く、色黒で顔立ちは整っています。彼らの難しい生活とは裏腹に、彼らの目は輝きユーモアとセンスに富んでいます。すぐに笑い、すぐにジョークを飛ばす、一緒にいてもすばらしい雰囲気を作り出す達人です。
アカ族はそもそもチベットより1911年にタイへ移民してきました。特にチェンライ、チェンマイ県に多く見ることが出来ます。 女性の衣装は幅広の縞模様のすそあてのようなものを履き、短い黒いスカート、白いビーズの袋を下げ、刺繍で覆われた袖と襟の付いた大きめの黒いジャケットを身にまとっています。頭の上の部分は銀製の四角錐形の帽子状のもの、もしくは白いビーズに銀のコイン状のものをちりばめ、赤いタフタの羽根飾りがついています。男性の衣装はシンプルな刺繍をした黒のジャケットで、あまり印象に残るものではありません。 タイ国内にはいくつかのアカ族が住んでいますが、衣装はその種族により多少の変化が見られます。 アカ族の多くは取り巻く地方を良く見渡せるよう、高地に住んでいます。住居は高床ですがその足は短く、リビングルームよりポーチへとつながってます。通常、家の裏側にはストーブが設けられたいます。彼らは迷信深い(西洋的な見方からすれば)民族です。 アカ族の村落の多くは人々の生活ぶりを彫った門から入ることになります。ここより先は人間でないと入ることが出来ません。門の外側には男女が交わっている彫刻があり、門はたくさんの芸術品や武器、道具、現在では自動車や飛行機なども飾られています。 アカ族特有ですが、各村には大きなブランコが設置されています。8月にはブランコ祭りが執り行われます。この祭りの由来は不明ですが、アカ族の一番の祭典ですので是非ご覧ください。 |